玄米の基礎知識と美味しい炊き方

土鍋で玄米を炊く

 

何となく土鍋で玄米を炊くとおいしく出来上がりそうですよね。炊飯器には専用モードがない、圧力鍋もない、という場合には、普段から鍋料理などで利用している土鍋を使ってみてはどうでしょうか。

 

最初は炊飯器や圧力鍋で炊くのと同じく玄米を洗います。小さな石などが混ざっていることもあるのでそういったものをしっかりと取り除きましょう。軽く玄米同士がこすれるくらいが目安です。あまりに強くこすってしまうと、せっかくの栄養素まで水に流してしまうことになるので注意しましょう。

 

洗い終わったら土鍋に入れ、水を張って塩を一つまみ入れて最低でも3時間、出来ることなら6時間ほど寝かせます。この作業をしないと固い殻が口に残っておいしくありません。水の量は玄米の約1.3倍程です。一度この量で炊いてみて、個人の好みに合わせて調整するようにするといいですね。

 

蓋をして沸騰するまで中火にかけます。沸騰したら今度は弱火にして20分ほど炊きましょう。次に弱火で30分炊きますが、ここがポイントになります。土鍋には、蒸気が抜けるための穴がありますが、最後の弱火30分はこの穴をふさいでおきましょう。割り箸などをさすだけOKです。

 

あとは火を止め、蒸らすために蓋をした状態で15分ほど待ちましょう。モードがついている炊飯器とは違い、土鍋の大きさや火の強さは各家庭によって違うので、ベストな炊きあがりになるまでは何回か経験を積まなければなりません。時間を2~3分ずつ調整しながらおいしく炊けるようにしていきましょう。